設定変更

アバター

特殊な投稿

画像投稿

ファイル投稿

アンケート投稿

ダイスロール

メッセージが届きました(ここをクリックで表示)
通常投稿の通知音
ボリューム :
重要投稿の通知音
ボリューム :
お知らせの通知音
ボリューム :
メッセージの通知音
ボリューム :
入室時の通知音
ボリューム :
退室時の通知音
ボリューム :
キーワードの通知音
ボリューム :

会話中

取り込み中

退席中

食事中

電話中

移動中

お手洗い

お風呂

おやすみ

隠密行動中

    名前をクリックすると、メッセージを送信出来ます。

    忍者福島(あれ、ニンツも炎の嵐とこれでもくらえを使えるんだったっけ、マイキャラなのに詳しく覚えてなかった(苦笑)けど、いざという時には使えるようにという事で) エミリア分かった。こちらの動きを封じられる前に≪炎の嵐≫で触手を丸焼きにしておこう。 1回しか使えないけど、時間稼ぎにはなるはずだ。 ジム俺は戦力にはならないのでw。メリアスには呼び掛けたし、ほかにもダメ元で声をかけてみよう。 「そこのねぼすけ陛下サマ、このまま眠っていてもメリンダさんに会えないぞ。  さっさと起きてメリンダさんに会って話をしてきな!」 「ブリギッタさん、こっちがアンペロイの気を引いてるうちに陛下をおこせないか」 自警団のニンツアンペロイ(?)を説得というか、心を折るような言葉を投げかけつつ、触手や甘い匂いがヤベーのでエミリアに炎の嵐をかけてもらいつつ、ジムにメリアスを読んでもらう時間稼ぎをするのがいーんかね? メリアスを呼ぶのが最善手かどーかわかんねーが、キーパーソンな気もするしな。 ここさえ凌げればって気もするが、どーだろうか? エミリアどうする? 威力は加減するけど、私の≪炎の嵐≫で触手だけでも焼き払った方がいいんじゃないか? ヴェルサリウス28世外の世界でもうやることはなさそうなので、この夢の世界でなんかするんだと思うんですよね。 自警団のニンツおっと、こっちの言葉は聞こえてはいるみてーだな。とはいえ取り乱した状態でどこまで通じるかわからんが。 「言ってる事がわかんねーんなら、何度でも言ってやるよ。俺は陛下が哀れだと言ってるし、お前も哀れだって言ってんだよ。自分の理想とは違う現実を受け入れられないお前がな」 しかし、甘い匂いはやべー気がするな、説得(もしくは挑発)しながらだと耐えられるか、それともメリアスが来るまでの時間稼ぎで引くべきか。 水波流 ジムは首飾りを握りしめ、何度かメリアスに呼び掛けるが返事はない。果たして届いているのか、いないのか……?。  ニンツとヴェルサリウスの挑発を耳にした女は金切り声をあげる 「陛下はもはや誰にもお会いにはならぬ。陛下はこの館で永劫の時を過ごされる事を選ばれたのじゃ」  女の痩せた身体から伸びる触手が君たちの身体に纏わり付こうと近づいてくる。葉にも蔓にもびっしりと棘が生えており、ねっとりとした甘い匂いが辺りに漂い出す。 「そして儂は……陛下のお側に……永久に……」 エミリアこんなドレスじゃまともに動けないから、思い切った行動を取りたい人がいれば、私の≪いだてん≫の呪文石を貸すぞ。 エミリアメリアスがすぐに来てくれるんだったら、問題は解決しそうだけど そうじゃなかったら、何とか時間を稼ぐしかないな。 ジムニンツとヴェルサリウスが言いたいことを言ってくれているので、こっちはメリアスに呼び掛けてみよう。 「領主様とお姉さんを見つけたんだけど、こっちにこれそうかい?」 ヴェルサリウス28世そもそも我らは、ブリギッタ様より正式に謁見の時間に招待され、正装して参ったお館様の客人であるぞ。 それをお館様との話もさせずに、邪魔者扱いして傷つけようとする貴公こそ、お館様の意に反する非礼をなしているのではないのか。 貴公こそ何の権限あって我らのお館様との謁見を妨げるのか。 忍者福島ニンツ自身も怒ってるから挑発的になるのは仕方ないかw お前がそう思うんならそうなんだろうの元ネタの、少女ファイトはちゃんと説得のシーンで使われてるんですけどねー、ネットではなぜか挑発的に使われてる事が多い気が(苦笑) 自警団のニンツ「『我らの睦みを邪魔するで無いわ』そうか。お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」 まー、説得(というか煽り文句)しても効果があるかどーかわからんが、闘いながら話しかけてみっか。 「現実は違うって事を認めたくねーだけなのか、それとも自分が思う陛下以外を陛下と認めたくねーのか。どっちにしても陛下自身が哀れだし、そのことに気付かねーお前さん自身も哀れだな」 戦いは続けるけど、さて相手は止める気はねーのかねと。 忍者福島おおっと、コイツがラスボス確定って所かな?(ちょうどキングオージャーがクライマックスに差し掛かってるので、ついかぶってみてしまいますw) さて、ニンツにはどうしてもらうかな・・・ ジムおお、蔦状の触手とな、、となるとやっぱり最後のドライアド、アンペロイってことか? 蔦状ってだけで、蔦じゃないからまだ決めつけは早いかな。 この世界でメリアスに呼び掛けられるんかな。中庭も任せっぱなしだけど、、 水波流 ジムの言葉を無言で聞き終えると、女は君たちの方へ一歩踏み出した。部屋の空気が張りつめ、悪寒が強まる。女の表情には怒気が混じり、その痩せた身体から何本もの蔦状の触手が這い出した。 「そら、言い返せぬところを見ると図星のようだな」  ジムは強気を崩さず挑発を続ける。 「お前では話にならん。陛下を起こせ。いやそれとも俺たちが起こしてやろうか。その男が目を覚ました時にお前になんと言うか、見ものだな」  女が君たちには分からぬ言葉で呪詛めいた叫びをあげると触手が物凄い速さで伸びはじめる。  ニンツが先頭の何本かに素早くナイフを投げつける。 「絡め取られぬよう気をつケロ」  ヴェルサリウスが警告の言葉をあげ、武器を構える。 (くそ、こんなヒラヒラしたものを履いてまともに戦えるのか?)  エミリアは恨めしそうにスカートを睨みつけた。  壇上に座する男は目を閉じ、微動だにしない。 ジム保守保守。。。 ジム私も返信おそかったので、気長に待ちます。[E:52] 水波流すいません。またも書けぬまま、1ヶ月以上……。申し訳ありません。 いましばらくお時間下さいませ。 忍者福島(この女の高圧的な態度にカチンと来ているので、ジムの態度には「おー!いいぞいいぞ!」と思ってるプレーヤー視点の感想ですw) ジム遅くなってすいません。どういうスタンスで行くか迷ってましたが、挑発的にいこう。。 この女はまともに話をしても聞いてくれなさそうだし、陛下様と直接話したいな。 「なるほど、あんたが陛下サマにご執心ってのはわかった。一方的な片思いってやつだな。 あんたが陛下サマを見続けても、陛下サマは奥さんのことしかみていない。 どのみち自分を見てくれないなら、時を止めて『お人形』にして愛でても変わらないってわけだ。 自分のお気に入りに否定されない世界に二人でいたかったんだろ。 単にあんたがその男を独り占めしたかっただけじゃないか? 本当にお前と二人きりでって言っていたか? 永劫の時を過ごしたい相手は別にいたんじゃないか? そうでないというのなら陛下サマ自身の口で俺を否定してもらえるかい? あんたも長い間声を聴いてないだろ? ほら、どんな声だった?思い出せるか?その声で『そうではない』と 『とてもよくしている』って褒めてもらいたくはないか?」 エミリアこの場にブリギッタがいてくれたら、スムーズに会話が進むんだけどな。 彼女はどこに行ったんだ? ジム本来は主人の塔を守る妹さん(ダフネ)が、中庭にいて、屋敷全体を守護するはず姉(アンペロイ)が行方不明なのか。姉と妹を勘違いしてた・・・。 ジムありがとうございます。ってことは、領主様よりこの女性が問題か。あと、個人的にはブリギッタさんが何者なのかも気になるなー。 1:この女性がアンペロイ自身で、愛が重めゆえに暴走している 2:この女性は領主が呼び出した悪魔で、アンペロイの守りを破って領主にとりついている  実はブリギッタさんはアンペロイで、悪魔を取り除くために、夢の世界に人を招き入れている とかかなー 水波流寒さについては、この女から発されているようです。 ヴェルサリウス28世>眠りについている壮年の男性。 (No.1497) 今は領主様眠ってますね。 周囲に迷惑をかけないならお二人で(3姉妹含めて5人で)永遠の世界にいても構わないのですが。 自警団のニンツ真実(領主の奥さんの病でそのまま眠りにつきたい)を伝えればいーのかと思うが、理解してくれっかなー。 領主の言葉を曲解してるんなら、領主自ら言葉を発してくれるといーんだが。 ジム『質問』 現実世界で館の主人に感じた悪寒は、この夢の世界でも館の主人から漢字つのでしょうか。それとも、とりついているこの女性から? ジムとなると、ドライアドのアンペロイか? 主人に想いを寄せていたアンペロイが、主人の言葉を曲解(都合のいいように解釈)して、正妻メリンダから主人を奪うためにこの世界をつくって、囲っているということか? ジムう~~ん、、このメンタルやばそうな女性が夢の世界をつくっているのは間違いなさそうだが、いったい誰なんだろう。 陛下(館の主)が「時が止まればよい」といったのは、おそらく奥さん(メリンダ)の病が治らず、命が尽きそうになっていたから愚痴っただけだよね。 実はメリンダ本人が人間はない存在で、悪魔(魔女)だったとか?いや、それじゃ病弱だったイメージと合わないし、違うか。 水波流 女は君たちの言葉を聞いたか聞かぬか、無表情なままで視線を傍らの男性に向ける。 「陛下がな……時が止まれば良いと申されたのじゃ……」  目を閉じ、玉座から微動だにしない男の顔を、女は愛でるように見つめながら呟いていた。 「この儂と永劫の時を過ごしてくださると言われたのじゃ……」  女は男の顔を愛しげに撫でると、君たちの方へふり返る。 「我らの睦みを邪魔するで無いわ」 エミリア館と外界で時間の流れが異なってるんだろうけど、こちらの言い分はしっかり伝えた方がいいぞ。 この場所で起きた問題を解決できるかはともかくとして、少なくともサザーランド隊は解放してもらわないと。 自警団のニンツあんまり友好的ではないみてーだな。想定はしてたが。 周囲にも注意を払いつつ、ジムの交渉を見守ってるわ。 ヴェルサリウス28世>・サザーランド隊は砦を発ち、野営をするためにこの近くの泉に立ち寄った。しかし泉の水を飲んだ馬が昏睡したため、付近を調査すべくこの屋敷までやってきた。 >・正面玄関から侵入したが、中庭で奇妙な歩く植物に遭遇し、半分くらいの連中がそれに捕まってしまった。 (No.1105) 招かれてないことは確かなのですが、最初に館の外部に影響する問題を起こしたのはそちら側ですね。サザーランド隊も我々もその調査に来たわけで。 メリアスにその認識がなかった(No.1382)ように、この時代の人物には、まだその問題を起こしたという認識がないのかもしれませんが。 ジム「おや、我々のことをご存じない?たしかに招待状はもらっていないですね。しかし、『招かれざる』と申されても、この屋敷の中のみならず、周囲の人間、動物まで眠りこけてはこの世界に囚われて目を覚まさないとあれば、手当たり次第に招待しているようなものでして。我々のような調査隊が入り込むのも無理からぬ話です。 さて、貴方は館の主殿ではないようですが、どちら様でしょうかね。館の守護者ドライアド殿の一人ということもないようですし。」 水波流 ジムの言葉が耳に入ったか否か。  女は一歩踏み出すと冷徹な視線を君たちに向ける。 「招かれざる客人どもめ。どこから入り込んできた」  辺りが急に冷気を増した気がする。 エミリアこちらは夢の世界にいるし、あの女性が夢魔だとすれば厄介なことになりそうだな。 ジムの言葉に対して、相手の反応が気になる所だが。 自警団のニンツまずはジムの出方での反応を見てみるか。 一応、周囲にも気を使ってみるけど、キーポイントになるのはお館さまのそばの女性だろーと思ってるぜ。 ジム「本日はお招きいただきありがとうございます。私はジムと申します。この館で眠り続ける仲間を迎えに参りました。館の主殿にご挨拶を、とおもいましたが、さて、どちら様が主殿でしょうか」 それなりの礼儀作法で話を聞いて見よう。 メリンダさんなのか、ドライアドなのか、夢の世界なら夢魔の類か。。。 ヴェルサリウス28世>どうやらメリンダというのはこの館の主の妻で、長い間病に伏せりこの館で療養をしていたようだ (No.1298) ドライアドなら見た目ですぐ分かりそうだが、それなら彼女がメリンダなのか? 想像と全然違う感じだが。 水波流またしても遅くなりすいません。 いよいよクライマックスの見込みです。あまり間が空かずに進められるように頑張ります。 水波流「そうだな、せっかく謁見用に正装したんだから、謁見しに行こうぜ」  ジムの言葉に一行は目配せをして小さく頷きあうと右手の回廊へ足を向けた。 「お館さまとやらに今回の一件について尋ねる機会があるといいがな……」  エミリアが歩きづらそうにスカートの裾を軽くつまみながら誰にいうとも無く呟く。  廊下を曲がると、やがて謁見の間の両開きの扉が見えた。 「前に来た時は鍵がかかっていたが……」  ニンツは手早く扉に目を走らせるとあっさりとドアノブに手をかけた。 「良いノカ?」 「ああ、夢の中とは言え一度見た扉だ。なにか変わってりゃわかるさ」  重い音を立てて扉が開く。前に見た時と変わらぬがらんとした光景が広がっている。    大広間の奥の壁に掛けられた庭園の宴の様子を描いた大きな絵画。  そして寒気を感じる玉座めいた壇上。眠りについている壮年の男性。  ……いや、ひとつだけ同じでないものが視界に滑り込んできた。  肘掛けに片手をつき目を閉じて座する男性の傍らに、しなだれかかるように痩せた女の姿が認められた。  女は君たちの姿を一瞥すると、口元を艶めかしく歪め、男の首に回した手をするりと動かした。  背筋に悪寒が走る。 エミリア私も謁見の間に向かう事にするよ。 今回の一件について尋ねる良い機会じゃないか? ジム大広間には夢の世界の住人がいるかもしれないな。以前に、廊下を歩いている人たちも見たし。 でも、せっかく謁見用に正装したんだから、謁見しに行こう。寄り道して衣装が台無しになったらよくないことがあるかもしれない。 自警団のニンツ毒を喰らわば皿までじゃねーが、こーなったらとことんまで付き合ってお館さまに謁見してみてもいーんじゃねーか? とはいえ、他に意見が有るならそれでもいーが。 ヴェルサリウス28世>「そろそろお館さまの謁見のお時間になりますが、それほどお疲れでしたら取りやめられますか?」 謁見の時間なら、まず謁見の間に向かうのがよいのではなかろうか。 ヴェルサリウス28世 見取り図にその謁見の間が見当たりませんが、この「玉座の間」というのが謁見の間なのでしょうか。 水波流「ブリギッタさーん、みんな連れてきましたよ〜?」  ジムの声が、開いた扉を通って無人の廊下に響き渡る。 「いない……かぁ」  半信半疑の表情を浮かべ、ジムはそのまま廊下に一歩踏み出す。振り返りかけた視線の先で、ふと何かが右手の廊下の角を曲がっていったように見えた。 「おい、押すなと言ってるだろ」 「わりぃ、いやお前のその……なんだ、スカートが思ったより幅が……」  エミリアはばつの悪そうなニンツの顔を見つめると、自分の足元に目を落とし、広がったフレアスカートの裾をそっとつまみ上げた。 「どうやら、部屋には何も残されてはいないようダナ」  ヴェルサリウスが後から続いて廊下に顔を出した。 「どうする?……素直に謁見の間に向かうか、それとも2階に上がって大広間の様子を見に行くか」  エミリアが思案げな表情を一行に向けた。 *謁見の間は廊下を右手、大階段は左手です。 久々になってしまったので、見取り図を再掲しておきます。[P:8] ジムジムはなんでもそこそこにこなすので、貴族の服も着こなすよ。 ただ、気品は出ない (100日投稿ないと消えるらしいので保守) 忍者福島ニンツはエミリアを見てなんじゃこりゃって思ってるけど、自分も人の事は言えないので何も言ってないって感じかもしれない(笑) まあ、任務中は何も言わないかもしれませんが、カタが付いたら軽口くらいは叩くかもしれないな(笑) エミリア実はドレスを着るのは、まんざら悪くないと思ってるけど、みんなには黙ってる(笑) エミリアそう言えば、夢の中では大広間まで行けなかったんだっけ? サザーランド隊の面々と直接話ができれば、何か情報が得られるかも。 ジム「ブリギッタさーん、みんな連れてきましたよー」っと 扉を開けて外に出れるか確かめてみよう。これまでは、部屋の外に出ることができなかったからな。そのあとは、部屋に書置きとかメッセージが残ってないか確認するか。 自警団のニンツエミリアは仲間だと思ってるが、こんな感じで気を使うっつーのも変な感じだぜ。 そんな事言ってる場合でもねーけど。 今、寝て起きたら夢の世界の部屋の中なのか?白昼夢って感じなのか? ヴェルサリウス28世しかし、過去の客は食堂でみんな眠ってるんだよな。 人を眠らせて吸収した魔力でメリンダを延命させてたりすれば眠らされて終わりもあり得るが、どこまで領主の計画どおりに進んでるんだろうか。 ヴェルサリウス28世礼服を着ては寝づらかろうとは思うが、そこは魔法のベッドの力。で、これで謁見の間に行けばいいのか? 水波流 寝起きのジムの説明に、三人は訝しげな顔をしつつもタンスの礼服に目をやった。 「まぁ正装しろってんなら、着て寝るか?」 「フーム……」  ニンツとヴェルサリウスは顔を見合わせると不承不承、礼服に手を伸ばした。  エミリアは落ち着かない様子で前髪を弄りながら、女性もののドレスを掴むと足早に扉へ向かった。 「おい、どこ行くんだよ」 「こんなところで着替えられるかっ」 「狭いナ……」 「いいか、私に触るなよ。ただでさえヒラヒラして落ち着かないんだからな」 「……わかってるよ」 寝台に大の大人が4人ですし詰めになりながら、文句を言い合う様は異常な光景であったが、瞬く間にそれぞれ微睡みの中に落ちていった。  次に目を覚ますとそれぞれの目の前には代わり映えのしない部屋の光景が広がっていた。 「あれれ、ブリギッタさーん?」  ジムの間の抜けた声が誰もいない部屋に木霊する。 エミリア気が進まないけど、向こうが「全員で来い」と言うんだったら仕方無いな。 隣の部屋で着替えてくる。ベッドは一つだけしかないのかな? 自警団のニンツそーか、じゃー俺も正装して寝てみる事にするかな。 どーにもこの館の謎を解明するには、夢の世界に行かなきゃならねーみたいだな。 正装するのは慣れてねーから、少しこそばゆい感じがするぜ。 ジムうん。夢の世界にいるお館さまに会いたければ、正装してきてくれってさ。連れもいるなら一緒にどうぞって。 夢の中に入り込むのが嫌で残るってんじゃなければ、着替えて一緒にベッドで眠ろうぜ 自警団のニンツなんだなんだ、ジム、どーしたんだ?最後の核心に近づけてるのか? 俺達も正装して寝なきゃいけねーのか? ジムブリギッタさんが最後のドライアド、アンペロスなんじゃないかなぁ。 ヴェルサリウス28世様々なサイズの礼装があるなら、私たちも着て寝ておきますか。 水波流「承知いたしました。けれどご無理はなさいませんよう」 ブリギッタは微笑みながら返事を返す。ジムは頭を振りながら、寝台から身体を起こそうとする。 「他のみなさまもお支度はお済みでいらっしゃいますか?」 「他の……?」 扉をあけて廊下へ出て行こうとするブリギッタの背に、ジムが更に問いかけようと寝台から足を下ろす。 床に足が付くか付かぬかの刹那、不意に目の前の光景がぐにゃりと歪み、意識が薄れて行く。 「──謁見にご同席なさる方は、みなさま正装でお越し下さいましね」 ヴェルサリウス28世夢の世界でも時間の進み方はこっちと同じなのか。 そっちの世界にはまだ正気の3姉妹がいるのか? ジムそうですね。疲れてるんでブリギッタさん着替えを手伝ってくれませんか。。。そのあとは。。。っていってると誰かに怒られそうだな。 「いえいえ、気遣いありがとうございます。是非ともお館さまに拝謁させていただきたいです。案内お願いします」 確信に近づけそう。 水波流「そんなにまじまじと見られていちゃ、寝にくいぜ……」 ジムは冗談めかしてベッドに横になりながら呟いた。三人が取り囲む中、この館の紋章の入った礼服を着たままベッドに入り、窮屈そうに身をよじっている。 しかしすぐに一つあくびをするや否や、糸の切れた人形のように眠りに落ちていく。 「よく言うよ、まったく」 「赤子のような寝付きの良さダナ」 「……お客様、お客様」 目を覚ますと、何度か夢の中で出会った女性──ブリギッタが君を見下ろしている。 「そんな格好のままお眠りになるなんて、よほどお疲れだったのですね。晩餐会には出られなかったのですか?」 「……ああ」 君は曖昧な調子で話を合わせる。 「そろそろお館さまの謁見のお時間になりますが、それほどお疲れでしたら取りやめられますか?」 ブリギッタは親切そうな笑みを浮かべながらそう問いかけている。 エミリアもっと変わった物が出てくると思っていたんだけど、手がかりになりそうなのは礼服だけか。 夢の世界で何か変化があれば良いけど、とりあえずジムの報告を待つ事にするよ。 ジム前は部屋の中なら、夢の中で動いたとおりに実際の体も動いたから、寝てからクローゼットをしらべて同じ服があれば着替えられそうだ。 でも、いろいろ考えてもわからないし、直感に従って礼服に着替えて寝ることにするぜ!  自警団のニンツ俺もここで寝てみたらいーと思うが、とはいえ、何か着てみたらいーのかわからん。 ジムに礼服を着てもらうのがいーんだろうか? ジムなるほど。確かにこの部屋だけ礼服がそろってるのは確かに変だな。 いろいろなサイズがあるってことは館の住人用ではなく、客人向けなんだろうし。 前に寝たときには着飾った人たちが廊下を歩いてたし、関係あるのかも。 寝てから着るのか、着てから寝るのか、それが問題だ。 ヴェルサリウス28世行き止まりの部屋のようですので、ここで何かするべきなんでしょうね。ここの寝台で眠って夢の世界で礼服を着てみるべきなのでしょうか。 水波流君たちは慌ただしく中庭を後にし、館の回廊へ駆け戻った。 そしてヴェルサリウスの提案で、赤と青の部屋に挟まれた、華美な意匠で象られた紋章の扉の前に足を運ぶ。 「コイツで開いてくれりゃいいんだけどな」 ニンツはそう呟きながら、領主の執務室で発見した鍵を鍵穴に差し込む。 カチャリと静かな音とともに鍵が解錠され、ちらりと後の三人に目配せすると、エミリアが小さく頷いた。 「開けるぜ」 ニンツが慎重に扉を押し開けると、果たしてそこは贅沢な調度品に囲まれた部屋であった。 「ホウ……左右の部屋よりも、高級な品を揃えているナ」 部屋をぐるりと見回したヴェルサリウスが顎に(カエル人のそれを顎というのかは甚だ疑問ではあるが)手をやりながら納得顔で口にした。 「さしずめ貴賓室ってとこかい」 ジムがそこら中のものを恐る恐る物色しながら返事を返す。 その部屋に置かれている調度品は、左右の赤青の部屋にあるものと種類としては大差が無く、天蓋付きの寝台、タンス、鏡台、書き物机などが置かれている。 だが、どれも明らかに品質が良いのはヴェルサリウスの言うとおりであった。 「おい、ちょっと見てくれ」 タンスを開いたエミリアが何かを見つけ、三人に声を掛ける。 そこには赤と青の部屋と違い、様々なサイズの華美な装飾の礼服が吊されていた。 ヴェルサリウス28世左右の赤の部屋と青の部屋は客室っぽく、客室と客室の間に宝物庫を置くとも考えにくいので、中央は貴賓室なんでしょうか。 ヴェルサリウス28世>あの扉の左右にあった赤と青の部屋は何のためにあるんだろう? >左:赤っぽい色味 中央:華美な装飾 右:青っぽい色味 という見た目です。 信号機の配置は、右から赤黄青(左からみれば青黄赤)と、道路交通法施行令3条で決まっています。 交通安全の上で最も重要な赤色を最も視認性の良い位置(道路中央に近い位置)に配置するためです。 何の解決にもなりませんね。 ジムよし、中庭に行くと決めてついてきてもらった後だ。 ヴェルサリウスの意見に従ってついていくぜ。 エミリア顔を見せるのが遅れてすまない。こんな状況だけど今年もよろしく。 エミリアメリアスで説得できないという事はよほどの事態だな。 鍵が試せそうなのは、例の紋章付きの扉だと思うけど、あの扉の左右にあった赤と青の部屋は何のためにあるんだろう? ヴェルサリウス28世中庭に出ていいことはなかったんで、館に戻って鍵を試してみましょう。 ヴェルサリウス28世メリアス(古希: Μελιάς, Melias)は、ギリシア神話に登場する、トネリコの木の精霊であるニュムペー。クロノスがウーラノスの男性器を切り取った際、そこからこぼれた血より生まれた。槍は血まみれになるため、その柄をトネリコで作るのはこの神話に由来する。クレータ島にあるレアーの洞窟で幼いころのゼウスの世話をしていた。 ダプネー(古希: Δάφνη, Dáphnē。英語読みダフニー、仏語読みダフネ)は、ギリシア神話に登場する月桂樹のニュムペー。ペーネイオス河神の娘。アポロンの求婚を拒んで月桂樹の木と化し、悲しんだアポロンは以後常に月桂冠を冠することとした。 アンペロス(古希:Αμπελος、Ampelos。複数形アンペロイ)は、ギリシア神話に登場するブドウの木のニュムペー(女性)又はサテュロス(男性)。アテナイオスによればハマドリュアス8姉妹の1人にブドウの木のニュムペーであるアンペロス(女性)がいるという。また、酒神ディオニューソスが、親友であったサテュロスのアンペロス(男性)の死を悼んでブドウの木に変えたともいう。 自警団のニンツホルグヒルダも捕らえられてしまったか、こいつはマズイぜ・・・ とはいってもアンペロイを探して説得するしかなさそーだ、一回引くのは賛成だ。 とはいえ、どこを探索したものか・・・? ジムうぉぉ、あぶない。話が通じないタイプの相手だった。 ここはいったん引いてお姉さんがいそうなところを探すしかないか。 水波流ようやく更新できました。 この冒険も思わず随分長くなってしまいました。今年のうちにはそろそろ決着を付けたいと思っております。 水波流君たちがメリアスを呼ぶ声が庭に虚ろに木霊する。 無音の中で、巨木には吊り下げられた奇怪な果実のような戦士達の身体が揺れている。 彼らは一様に焦点の合わぬ目をしつつ口から深緑の濁った樹液を垂れ流している。 <ダフネ何をしている。我らが使命は如何としたか> 凜とした声が響き渡り、ふと気づくといつの間にか巨木の前に、緑色の肌に蔦を巻き付けたメリアスの姿が佇んでいた。 その呼びかけに月桂樹の枝がざわざわと揺れると、木の洞が徐々に女性の顔の形を成していった。 <メリアス姉上……貴女こそ今までどこにおられた> 低い声で巨木の横顔が詰問する。 <愚かな問いをするな妹よ。我は奥方の守護を続けておる。お前こそ我らが主の守護をなぜ放棄しておるか> <……我は姉上の仰せに従っているのみ> 二人の精霊の問答は平行線のようだ。 そのとき空中から金切り声とともに何かが飛来した。 「ギリアム、クロフォード、いま助けるよ!」 獲物を狙う蜂のごとき素早さで蔦に飛びかかったホルグヒルダだったが、仲間の目前で触手のように伸びた蔦に絡め取られる。 「はなせー、くそー!」 <……ダフネ、そやつを離せ> <否> 声とともに蔦が伸び、棘のように鋭い尖端がホルグヒルダの身体を突き刺すと、彼女はぐったりと力なく蔦に飲み込まれていく。 「ホルグヒルダ!」 「おい、やべえぞこれは」 ジムとニンツが顔を見合わせる。 メリアスは鋭い口調で言葉を重ねた。 <姉上はどこにおわす> <知らぬ> 月桂樹の枝が揺れ、メリアスとその後ろの君たちに蔦が伸びはじめる。 <……愚妹め> メリアスは吐き捨てるように呟くと、片手を鋭く振り払う。空気が裂け、切り落とされた蔦と枝がばさりと地に落ちる。ダフネがつんざくような悲鳴をあげる。 メリアスは冷酷な視線を妹にむけたまま、君たちに声をかける。 <行け。我が姉アンペロイを探せ> ジムあけましておめでとうございます。 メリアス、へーるぷ あーす エミリアこの調子だと別の植物に操られた隊員と出会う可能性もあるから、メリアスに助けてもらってもいいじゃないかな。 ここは足場が悪いし、また誰かに襲われたら何とかできそうにないし。 ヴェルサリウス28世あっても元を絶たない限りきりがなさそうに思います。 呼んじゃえ呼んじゃえ。 ジム皆と合流できたか。特に手立てがないならメリアスを呼ぶけどいい? ボンボン爆弾みたいなアイテム他にないよね? 「早速ですまないが、メリアス。助けてくれないか。この蔦をなんとかできるかい?このままじゃお姉さんに会う前にやられそうだ。」 自警団のニンツあー、いてーなあ、ホルグヒルダもとんでもねー技出しやがって・・・ って、アイツはどこに行きやがったんだ? ここを探し回るのも危険な気がすっけど、いなくなってさらわれちまうのはもっとマズイ気がするぜ。探してみるか? 水波流遅くなった上に、細切れですいません。 水波流「いてて……無茶しやがるぜ、まったく」  ニンツが身体の節々をさすりながら立ち上がった。 「見ロ、どうやラ、うまくいったようだゾ」  ヴェルサリウスが指し示した先に目をやると、うつ伏せに横たわるゲルハルトの背の樹木はえぐり取られたように大穴が空いている。 「やれやれ仲間相手に手荒な真似を……」  同じように覗き込みながらエミリアがホルグヒルダに悪態をついた。と、その顔が怪訝な表情を浮かべる。 「……あいつ、どこに行ったんだ?」 「やれやれ、返事は無いか」  一方その頃、ジムは巨木の前で立ち尽くしていた。呼びかけに答える様子は無く、蔦は蠢き続けている。かと言って、これ以上近づけば蔦がこちらに伸びてくるのは間違いなさそうだ。 「どうしたもんかね……」  考えあぐねるジムの背後から、茂みを掻き分ける音がすると3人が姿を現した。 エミリア私も一緒に吹っ飛んでいそうだけど、爆発の直撃を食らったゲルハルト大丈夫かな。 自警団のニンツうわあ~!(意訳:なんじゃこの爆発は!ということで、いま爆風に吹っ飛ばされてっけど、俺はメリアスを呼んでもいーと思うぜ) ・・・ホルグヒルダ、恐ろしい奥の手を持ってたんだな・・・ ヴェルサリウス28世末端の蔦を切ってどうにかなりそうな気もしないなあ。 メリアスを呼んじゃいますか。 ジム「こりゃまた、でかいな。おーい、言葉は通じるか?  俺はここを荒らしにきたわけじゃない。  ドライアドのメリアスからこの館で起きた事情を調べると約束したんだ。  話を聞いてくれるなら、乱暴はしない。」 といっても、乱暴する方法なんてないわけだが。。。 メリアスを呼ぶべきなのかな。 水波流 ヴェルサリウスは慌てて短剣で蔦を振り払いながら、問い質すかのように叫んだ。  しかしその言葉が届いたのかどうか、ゲルハルトの背中から伸びる蔦はなおも蠢き続けている。  ニンツが舌打ちをしつつ目線を上げると、奥の茂みに向かうジムの背中が見えた。 「おい、1人で先へ行くな!」  エミリアの言葉に、ジムは片手を上げると斧を引きずりながら姿を消した。  捉えている力が少し緩んだ隙に、ゲルハルトが暴れ始める。 「うっ、なんて力だ。この野郎」  ニンツが改めて手足を押さえつける。 「なによアンタたち!頼りになんないわね!」  ホルグヒルダが飛び回りながら悪態を吐く。 「いいわ、どいてなさいよ!アタシの奥の手、見せてやるわよ……《ボンボン爆弾》ッ!!」  甲高い叫び声とともに小さな小石がゲルハルトの背中の樹木にぶつけられると、信じられない爆発と衝撃が全員を襲った。  一方その頃、ジムは少し先で、眼前に何人もの戦士たちが吊り下げられた大木を目にしていた。それは先ほどのゲルハルトの背中の樹木を巨大にしたような存在感で、まるで蜘蛛の巣に捉えられた獲物の如く、うねうねと奇怪に蠢く蔦を戦士たちに巻き付けていた。 エミリア確かにゲルハルトが何かを守っているという可能性もありそうだが……。 こちらは彼を抑えるのに手が一杯だから、今は物事が良い方向に転がる事を願うしかないな。 ジム「ゲルハルトは生きてるのか?」 斧を引きずりながら、奥へ進もう。 反応がないってことはそれはメリアスの姉妹ではないんだろうし、会話できる相手じゃなさそうだ。そいつが守っている何かが奥にありそうだから、そっちに向かってみて反応を見よう。奥の方にドライアドやほかの隊員もいるかもしれないしな。 自警団のニンツなんだ、コレはやべーかも。 とはいえ、今ゲルハルトの手足を抑えとかねーとマズイ、説得が届くのを願うしかねーな。