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      ラミリア・スカーレット{10:ルナ「リラ様もクレア様も、精神の緊張の糸がいつ切れてもおかしくないほどの任務をこなされているはずなのに……。ルナの音波セラピーで視た彼女たちの精神領域(ココロ)は、驚くほど澄んでいたわ。きっと、お互いを強く信頼し合っているのね」 ミント「うん。アリー様が命がけでみんなを守って、みんながアリー様を支えてる。管理局の『最強部隊』の噂は本当だったんだね」 ミントがふふっと悪戯っぽく微笑み、アリーの頭元へと移動した。そして、シーツの上に完全に寝そべっているアホ毛を、小さな指先でツンツンと優しく突っつく。 ミント「あ、見てシルク、ルナ。あのアリー様のアホ毛が、完全に『おやすみモード』になってる。普段はすっごく凛々しくて怖い管理官様なのに、こうしていると普通の可愛い女の子だよね」 シルク「こら、ミント。起こしてしまったら可哀想でしょう?」 シルクがクスッと笑ってミントの手を引く。 シルク「さあ、仕上げのヒーリングを終えたら、私たちは静かに退散しましょう。この優しい世界樹の申し子たちに、明日も素敵な光が降り注ぎますように」 ルナ「ルナの優しい子守唄も、夢の終わりまで響かせておくわね」 三人の小さな妖精セラピストたちは、お互いに顔を見合わせて微笑むと、最後にもう一度だけ、深く眠るアリーたちの身体に極上の癒しを注ぎ込んだ。 ラベンダーの香りと、温かい光、そして優しい音の毛布に包まれて。 時空管理局零部隊の少女たちは、戦いのない穏やかな夢の中を、どこまでも心地よく漂い続けていた。 BGM:https://youtu.be/F64yFFnZfkI?si=hJ7jszW48HDlNj31} ラミリア・スカーレット{10:夢の境界:セラピストたちの静かな見守り 薄暗いリラクゼーションルームは、今や完全に「静寂の聖域」と化していた。 先ほどまで賑やかだった妖精部隊の面々は、完全に深い眠りに落ちている。 リラはよほど気持ちよかったのか、ベッドの上で大の字になって小さな寝息を立てており、クレアは昆布おにぎりの夢でも見ているのか、口元を小さくモグモグと動かしている。 ゲルダはシーツを頭まで被りつつも、その寝顔は驚くほど穏やかだ。フィオはゲルダのベッドの端で丸くなり、リリィは外した丸眼鏡を握りしめたままフニャフニャと脱力している。 そして中央のベッドでは、管理官であるアリー・ベルフレアが、日頃の張り詰めた空気感を一切消し去り、無防備な寝顔を晒していた。頭頂部のアホ毛は完全にコシを失い、シーツの上にペタンと横たわって心地よさそうに静止している。 そんな彼女たちの間で、三人の小さなセラピストたちが、声を潜めて静かに語り合っていた。 ミント「……ふぅ。ミントの特製ラベンダーオイル、今回も完璧に効いたみたいだね」 ミントが小さな羽をパタパタと揺らしながら、リラの背中からホットストーンをそっと回収する。その体からは、ほのかにペパーミントの爽やかな香りが漂っていた。 シルク「ええ。でも、本当に皆さん驚くほどの凝り方でした……。特に、このアリー様……」 シルクがアリーの背中にそっと両手をかざす。彼女の手のひらから溢れる淡い琥珀色の温かい光が、アリーの肌にじんわりと吸い込まれていく。 シルク「背中の羽の根元に、どれだけの『因果の反動』を溜め込んでいたのかしら。触れるだけで、彼女がどれほど重いものを背負って戦っているのかが伝わってきて、胸が締め付けられそうになるわ」 ルナ「本当ですね……」 ルナが静かに頷き、手にした小さなクリスタルの音叉をそっと鳴らす。チィィン……という、耳には聞こえないほどの極小の美しい音波が部屋を満たし、アリーたちの脳波を最も深い睡眠状態(レム睡眠)へと導いていく。} ラミリア・スカーレット{10:アロマの煙が優しく揺れる薄暗い部屋の中。 マッサージ妖精たちの優しい手つきと、部下たちの幸せそうな寝息に包まれながら、最強の妖精は、生まれて初めて「完璧な無警戒」のまま、穏やかな深い眠りへと、ゆっくりと沈んでいった。 } ラミリア・スカーレット{10:マッサージ妖精セラピスト ミント 清涼感のある香りを漂わせる、アロママッサージ担当。ハーブの知識が豊富で、対象の疲労度に合わせて瞬時に最適なオイルを調合する。少しお茶目な性格。 シルク 手からふんわりと温かい光を放つ、ヒーリング(癒やし)担当。彼女が触れるだけで、肉体の奥底にある魔力の滞りや強張りが優しく解けていく。おっとりとした癒やし系。 ルナ 優しいリズムでささやく、カウンセリングと音波セラピー担当。波長を合わせた声や音叉の響きで、精神的なストレスを消し去る。部隊の「メンタルケア」の要。 } ラミリア・スカーレットアピス「ふふふ。皆さんがこうして仲良く食べてくださるのが、私の一番の幸せですわ。 また次にサウナに来るときは、もっと種類を増やしておきますね」 リラ「やったー! アピスさん大好き!」 ゼロライン川;=-=) あぁうまいよ ラミリア・スカーレット>>1519562 フィオ「あーん、美味しいですか」 ラミリア・スカーレットフィオ「じゃあお嫁さんにもあーんしてあげます!レイさんもナインさんにも!あーん」 ゼロライン川;=-=) ぁむ、嫁の前なんだけどな ラミリア・スカーレット{10:セレフィア「みんな、ちゃんと味わって食べてくださいね。 アピスさんの料理は、体も心も癒してくれますから♪」 アピスは皆の様子を温かい目で見守りながら、静かに紅茶を注いで回った。 アピス「サウナで出した汗の分、しっかり補給しないとですね。 特にリラちゃんは動きすぎましたから、こちらのゼリーをもう一つどうぞ」 リラ「えへへ、ばれた! ありがとう、アピスさん!」 フィオはアリーの隣にぴったりくっつきながら、蜂蜜レモンゼリーをスプーンで差し出した。 フィオ「アリーお姉さま、あーんしてください! フィオが作ったわけじゃないけど、アピスさんのゼリーは特別ですから!」 アリー「……フィオ、私は自分で食べられますよ?」 と言いつつも、結局一口食べさせてもらっている。アホ毛が恥ずかしそうにくねくね動いた。 フィオ「雪夜さんもあーんしてあげます!」 } ラミリア・スカーレットクレアは無言でタルトを食べながら、こくりと頷いた。 クレア「……美味しい。……相棒も、喜んでる」 ゲルダ「お、おいしいです……! 特にこのコンポート、鉄分がしっかり入ってる気がして……準備のしがいがあります……!」 リリィは眼鏡を直しながら、すでに三個目のマドレーヌを手に取っていた。 リリィ「糖分と魔力回復成分のバランスが完璧です……。 アピスさん、成分分析させてもらってもいいですか? 次に任務で持ち歩けるようにデータ化したい……」 ラミリア・スカーレットアピス「ふふ、皆に食べてもらっていただけて嬉しいですわ。 以前、アリーちゃんと厨房で一緒に作ったときのことを思い出しますのよ」 ラミリア・スカーレットリラ「天狗の人も来てたね。んでチート級の強さの人が何人かいてさ、その人達がアルバートちゃんを倒してたね。」 ゼロライン川 =-=) ふーむそんな事もあったのね 類似( _ _)「あの頃は俺らも若かったな」 川;ll)<まともに外見年齢が変わってない筆頭が言っても説得力無いわよ、アール> ラミリア・スカーレットリラ「アールちゃん達を見てると昔、紅魔館でバトルしてた時を思い出すね」 ゼロライン川;=-=) ほんとね 類似(;。。)「なんというか妖精比率が高い部屋だな」 ラミリア・スカーレットアピス「はい、お客様の皆もどうぞ」 アピスがデザートを3人に振舞う。 ゼロライン(ちまちま特別メニューを嗜みつつ) ゼロライン川;=-=) 本当に居た 類似(;。。)「見つかっちまったなー」 (;・・)『…よろしく』 川;ll)<ナインでいいわ、はじめましてね> ラミリア・スカーレットリラ「アールちゃんは昔会ったことあるね。レイちゃんも久しぶり!赤い子は初めましてかな?」 アリー「アールさんと、レイさんと、ナインボール・チルノさんですね。初めまして。」 類似(;。。)「えぇ?」 (;・・)『んん?』 川;っl)<えっ> ラミリア・スカーレット{10:リラ「うわー! アピスさんの手作りって本当にお母さんクオリティだよね! いただきまーす!(マドレーヌを頰張る)」 リラは熱々のマドレーヌをほふほふしながら、幸せそうに羽を小さく羽ばたかせた。 アリーはマドレーヌを一口食べ、目を細めた。 アリー「……これは素晴らしいです。アピスさん。 表面はサクッと、中はしっとり……しかも、食べた瞬間に体が芯から温まる感覚がします。 栄養素の配置も論理的で、無駄がありませんね」 アホ毛が嬉しそうにハート型にぴょこんと跳ねた。 リリィ「フフフ…そこの3人もどうですか?情報官の耳と目と気配察知能力は誤魔化せませんよ!」 } ラミリア・スカーレット{10:休憩室の空気がすっかり和やかになった頃、アピスが静かに立ち上がった。 アピス「あらあら、ちょうど良いタイミングですわね。 皆さんがお風呂で頑張ってくださったご褒美に、準備してきましたのよ」 アピスがテーブルに置いたのは、大きなバスケットと温かいポット。 バスケットの蓋を開けると、甘く優しい香りがふわりと広がった。 アピス「サウナ後の体に優しい、特別メニューですわ。 ・世界樹のハチミツとレモングラスのマドレーヌ(温かいものと冷たいもの両方) ・ベリーとナッツの糖質控えめタルト ・鉄分と魔力回復を考慮したフルーツコンポート ・そして、フィオちゃんが大好きな蜂蜜レモンゼリー」 フィオ「わぁぁぁっ! アピスさん、すごい……! 目がハートになります!」 フィオは目をキラキラさせてすぐに手を伸ばし、ゼリーを一つ手に取った。 フィオ「はいっ、いただきます! ……んっ! 甘くてすっごく美味しいです! お姉さまたちも、雪夜さんもどうぞ!」} ラミリア・スカーレットアリーは皆の顔をゆっくりと見回し、心の中で静かに思った。 (……この時間が、守るべきもののひとつなのかもしれませんね) ラミリア・スカーレットフィオ「アリーお姉さま! 私、いつでもお茶淹れますし、マッサージもしますし、何でも言ってくださいね!」 ゲルダ「フィオちゃん……あなたが一番疲れてる気がするんですけど……」 リラ「ははっ! 私たちは最強の妖精部隊なのに、休みの日は完全に普通の女の子だよね」 クレア「……それでいい」 アピス「ええ、そうですね。強くあるために、たまにはこうして甘える時間も大切ですわ」 休憩室に、笑い声とティーカップの音が優しく響いていた。 ゼロライン川 =-=) ま、確かに? ラミリア・スカーレットリラが急にニヤニヤしながらアリーに寄りかかった。 リラ「ねえねえ、アリーちゃん。水風呂の時、めっちゃアリーちゃんにくっついてたフィオちゃん可愛かったよね~。アリーちゃん、ちょっと嬉しそうだったし」 アリー「……リラ。その話題は禁止です」 アリーはクールに眼鏡の位置を直すが、耳が赤い。アホ毛が慌ててピンと立った。 アリー「それより、皆。たまにはこうして任務以外で集まるのも良いですね。 ……普段はなかなか、こんなにゆっくり話せませんから」 ゼロライン川 =~=) ん、頂いてる ラミリア・スカーレットアピスは皆にクッキーを勧めながら、優しい笑顔で言った。 アピス「ふふ、皆さん無茶をせずに楽しんでくれて良かったですわ。 特にフィオちゃんは動き回りすぎて疲れていませんか? はい、特別に蜂蜜多めのクッキーですよ。雪夜さんもどうぞ」 フィオ「わぁ! ありがとうございます、アピスさん!」 ラミリア・スカーレット{10:ゲルダはタオルを首に巻いたまま、ホッと息をついた。 ゲルダ「準備不足でヒヤヒヤしましたけど……結果的にはすごく良かったです。 特に水風呂の後のこの……なんというか、全部リセットされた感じ……」 リリィは眼鏡を拭きながら、珍しく脱力した声で言った。 リリィ「脳のオーバーヒートが完全に冷えました……。 データ上、今日のサウナはストレス値23%低下、回復効率は通常の1.7倍です。……リラさん、良い提案ありがとうございます」 セレフィア「みんなの顔が生き生きしてて嬉しいです♪ 熱いサウナで開いた毛穴が、水風呂でキュッと引き締まって……お肌もツヤツヤですよ?」 } ラミリア・スカーレットクレア「……同意。……また来る」 短く言いながらも、昆布のおにぎりを一口頬張っている。相棒の槍は休憩室の隅に立てかけてある。 ゼロライン>>1519532川;=-=) (そりゃ否定はできないけどさ) ラミリア・スカーレットリリィ「よかったです!」 ゼロライン川 =-=) 他の事に集中できるっちゃできるし ゼロライン川 =-=) まぁそれは実にありがたい事かな 類似{10:(;。。)「(お前がそれを言うのか)」 (;・・)『(それ、君が言えたことかい?)』 川;っl)<(おまいうって言葉があるんだけど)>} ラミリア・スカーレットリラ「うんうん、雪夜さん、平日も忙しそうだからね」 ラミリア・スカーレットリリィ「頻度を落として、土日に雪夜さんに連絡するようにしたのですが、どうでしょうか?」 ゼロライン川;=-=) こんな妖精だらけの中に入って良いのかってのはまだいささか疑問だがね ゼロライン川 =-=) ん、それはどういたしまして ラミリア・スカーレットアリーはソファにゆったりと座り、ティーカップを両手で包むように持っていた。湯気で頰がほんのりピンク色になっている。 アリー「今日はリラの誘いに感謝します。 ……正直、こんなにリフレッシュできるとは思いませんでした。体も心も、軽くなった気がします。雪夜さんも忙しい中、ありがとうございます」 アホ毛が珍しくのんびりとハート型を保っている。 ゼロライン川;=-=) 悪くなかったしまぁ ゼロライン川;=-=) 考えとく ラミリア・スカーレットリラはソファにダイブするように倒れ込み、満足げに伸びをした。 リラ「はぁ~~~! 最高だったねー! サウナ→ロウリュ→水風呂→外気浴のフルコース! また来ようよ、みんな!」 フィオ「はいっ! フィオも大賛成です! 次はもっと強いアロマを開発してきますね!」 フィオは皆にハーブティーを配りながら、すでに次の計画を立て始めている。小さな背中がまだ興奮で弾んでいる。 リリィ「また秋辺りに来ますか?雪夜さん」 ラミリア・スカーレット水風呂の冷たさで火照りがすっかり取れた一行は、休憩室の広いソファエリアに集合した。 間接照明が柔らかく、窓の外には空が広がっている。テーブルにはアピスが用意した冷たいハーブティーと、軽いフルーツサンド、栄養バランスの取れたクッキーが並んでいた。 ゼロライン川 =-=) あいよ ラミリア・スカーレットリリィ「休憩室に行きましょう」 ゼロライン川 =-=) ん、あぁおはよ ラミリア・スカーレットリリィ「雪夜さん、おはようございます」 ゼロライン川 =-=) (・・・私も寝とくか) ラミリア・スカーレットアリー「(ああ……この、何の緊張感もない、しまりのない空間を……)」 アリーは薄れゆく意識の中で、静かに思った。 アリー「(これこそが、私が命をかけて、その因果を『絶対に逆転させない』と誓った、私たちの世界の姿(こたえ)なのです……)」 アロマの煙が優しく揺れる薄暗い部屋の中。 マッサージ妖精たちの優しい手つきと、部下たちの幸せそうな寝息に包まれながら、最強の妖精は、生まれて初めて「完璧な無警戒」のまま、穏やかな深い眠りへと、ゆっくりと沈んでいった。 ゼロライン川;=-=) (寝落ちてるなー) ラミリア・スカーレットいつも誰かのために神速で飛ぶリラ。 誰かを守るために冷徹に槍を振るうクレア。 準備不足を恐れて自分を追い込むゲルダ。 みんな、この部屋の中で、ただの無防備な少女に戻って深い眠りへと落ちていく。 ラミリア・スカーレットアリー「……放っておいてください、リラさん。今の私は……ただの、一人の、凝り固まった、妖精です……」 アリーは心地よい痛みに身を委ね、小さく、本当に小さく息を吐いた。 ゼロライン川;=-=) そんなに? ラミリア・スカーレット最強の妖精。 世界樹の誤差(バグ)として生まれ、世界の理不尽をその身で受け止め、ひっくり返し続けてきた彼女の肉体には、本人すら自覚していない「因果の反動」が重くのしかかっていた。 だが、今この瞬間だけは、世界の崩壊も、時空の歪みも、管理官としての責任も、すべてがラベンダーの香りと共に消え去っていく。 リラ「雪夜、アリーさん……アホ毛、消えちゃいそうだよ……」 隣のベッドから、ホットストーンの熱で完全にふにゃふにゃになったリラが、薄目をあけて笑いかけてくる。 見れば、アリーの頭頂部のアホ毛は、今や完全にコシを失い、シーツの上にペタンと寝そべるようにして、まるで眠っているかのように微動だにしていなかった。 ゼロライン川 =-=) ふひゅ・・・ ラミリア・スカーレット守り抜いた因果の果てに アリー「……はぁ。本当に、素晴らしい技術です……。時空管理局の予算を、ここの維持費に回すよう上層部に論理的提案書を出しましょう……」 アリーは、背中、腰、そして妖精の羽の根元という、最も繊細な部位をホットストーンと極上の指圧で同時に解されていた。 ラミリア・スカーレットセレフィア「フィオちゃん、痛くありませんか?」 セレフィアが優しく尋ねる。彼女は自身の《精霊共鳴》をマッサージ妖精たちの魔力と同調させ、ルーム全体の癒し効果をさらに3倍に跳ね上げる「絶対リラックス結界」を自発的に展開していた。そのおかげで、部屋の中の全員が、普段の戦いの緊張感を100%忘れて「無」に還っていく。 ラミリア・スカーレットフィオ「リリィお姉さま、すっごく気持ちよさそう……。フィオも、足の裏、もみもみしてもらってますっ!」 最年少のフィオは、特大バックパックを背負い続けた小さな足を、アロマオイルで優しくマッサージされていた。足裏のツボを刺激されるたびに、小さな羽がピクピクと可愛らしく跳ねる。 ラミリア・スカーレット普段、アリーの因果反転のバックアップ演算や多次元観測で、オーバーヒート寸前まで酷使される彼女の頭皮は、驚くほどガチガチだったのだ。 セラピストの小さな指が頭のツボを刺激するたび、リリィの口から「ふにゃー……」と、これまたデータ通信官とは思えない気の抜けた声が漏れる。 ラミリア・スカーレット電脳のデトックスと、甘い微睡み リリィ「あぁぁ……脳の裏側の……視覚野のデータが、物理的に揉み出されていくようですぅ……」 リリィは丸眼鏡を外し、頭にタオルを巻いた状態で、ヘッドマッサージを受けていた。 ゼロライン川 =-=) (流れに身を任せてる) ラミリア・スカーレットアピス「ゲルダちゃん、マッサージ相手に敗北宣言をするのはやめましょうね?」 アピスが隣から、ハーブの香りに目を細めながらおっとりと微笑みかける。アピス自身も、500年の放浪と日々の厨房立ちで凝ったふくらはぎを丁寧にオイルマッサージされ、あまりの心地よさに「あらあら……これでは明日、朝4時に起きられなくなってしまいますね……ふふ」と、優雅に蕩(とろ)けていた。 ラミリア・スカーレット{10:ゲルダ「自分、日頃から毎日1万回の素振りと重鎧の重さに耐える準備(筋トレ)をしてきましたが……こんな風に、他人に肉体の構造弱点(コリ)を攻められるのは、未経験の想定外で……不祥の身ながら、恐怖が……っ!」 ガタガタと震えるゲルダだったが、セラピストの手が彼女の腰の筋肉(大剣を支える最重要拠点)をグッと捉えた瞬間。 ゲルダ「――っあ。……ふ、ふん。なるほど、な……」 ゲルダの瞳のハイライトがすっと消え、戦闘狂(バーサーカー)のクールな脳内ナレーションが半分だけ起動する。 ゲルダ「……見事な運指だ、セラピスト。オレの広背筋と大臀筋の結合繊維の隙間に、一ミリの狂いもなく荷重がかかっている。くっ、この痛み、そしてその後に訪れる血液の怒濤の奔流(血流加速)……。この施術、完全にオレの負けだ。好きにしろ……」} ラミリア・スカーレットゲルダ「ひ、ひえぇぇ……クレアちゃんの背中から、今まで溜め込んでいた冷気のストレスが、物理的な湯気になって吹き出してますぅ……っ!」 その隣で、まだ施術前のおどおどゲルダがシーツにくるまりながら怯えていた。 ラミリア・スカーレットコリがメリメリと解れる音(感覚)が脳裏に響くたび、クレアの目は完全にトビ、口元からは「……はぅ。……相棒、私……今、生まれ変わってる……」と、不器用な恍惚の呟きが漏れていた。 ゼロライン川;=-=) んっ、わかった ラミリア・スカーレットセラピスト「お客さま、驚くほど肩甲骨の周りが張っていますね。少し強めに解していきますよ」 小さなセラピストが、妖精特有の繊細な魔力を指先に込め、雪夜とクレアの筋肉の深層へとアプローチする。 ゼロライン川 =-=) ん、ん・・・ ラミリア・スカーレットセラピスト「雪夜さんもマッサージしますね」 セラピストが背中を押す。 職人たちの「強制シャットダウン」 クレア「……ん。……至福。そこ、凝ってる」 隣のベッドでは、クレアがすでに職人セラピストの絶妙な指圧の虜になっていた。 日頃、体幹をフルに使って超重量の氷槍を振り回し、過集中で酸欠になるまで肉体を追い込んでいる彼女の背中は、まるで鉄板のように硬くなっていた。 ゼロライン川 =-=) あぁ ラミリア・スカーレットリリィ「雪夜さんも横になりましょー」 ラミリア・スカーレット扉が静かに開いて、三人の小さな妖精セラピストが入ってきた。全員が淡い水色のユニフォームを着て、背中に小さな羽が生えている。 リラ「わぁ~、可愛い子たちだ~! お願いね~!」 リラが極上のリクライニングベッドにうつ伏せになりながら、気の抜けた声を上げる。マッハ20で空を駆ける彼女の身体は、自覚症状のない疲労(空気抵抗の蓄積)でパンパンだった。 セラピストの一人が微笑みながら、リラの背中に手を置く。 セラピスト「本日は『ととのいすぎコース』でお預かりいたしますね。まずは温めたホットストーンから……」 心地よい温度の滑らかな石が背中に滑り込んできた瞬間、リラは「ひゃうん……っ!」と、およそ時速2万キロ以上で飛ぶ戦士とは思えない情けない声を漏らした。 リラ「あったかーい……背中の風の通り道が、じんわり溶けていくみたい……」 ラミリア・スカーレットアリー「……ここからは……プロにお任せしましょう……。管理局専属のマッサージ妖精さん……もう呼んでありますから……」 アリーがサウナハットを脱ぎ、ゆるふわロングの髪をシーツに預けながら、微睡(まどろ)むような声で言う。彼女の頭頂部のアホ毛は、完全に緊張感を失って「へにょへにょの∞(無限大)マーク」を描き、とろけきっていた。 ゼロライン川 =-=) どこも居心地良いな ラミリア・スカーレット深層の癒し:妖精たちのリラクゼーション・タイム 外気浴で完全に「ととのった」リラたちは、ふらふらと隣のマッサージルームへ移動した。 室内は薄暗く、冷房が心地よく効いている。アロマディフューザーから立ち上るラベンダーとユーカリの香りが、まるで体を優しく抱きしめてくれるようだった。 ゼロライン川 =-=) あいよ ラミリア・スカーレットリラ「マッサージルームへ移動しようよ、雪夜!」 ラミリア・スカーレット世界を滅ぼすような理不尽がいつ来ようとも、この「整い」の空間がある限り、妖精部隊の絆が揺らぐことはない。最強の妖精は、心地よい風の中で、明日への英気を完璧に『準備』し終えていた。 ラミリア・スカーレットアリーは静かに星空を見上げ、 (……たまには、こうして皆と過ごす時間も、大切ですね……) と、心の中でそっと呟いた。 ラミリア・スカーレットゲルダ「フィオちゃん……あなたこそ、休んでください……。荷物運びすぎて、肩凝ってませんか……?」 リラ「みんなでまた来ようね! 次はもっと長いロウリュに挑戦しよう!」 クレア「……賛成」 セレフィア「ふふ、みんな仲が良くて嬉しいです♪」 夜風が心地よく吹き抜ける中、妖精部隊の面々はサウナの余韻に浸りながら、のんびりと外気浴を楽しんでいた。 ゼロライン川 =-=) あいよ・・・ふー・・・ ラミリア・スカーレットフィオ「おしぼりですね!はいどーぞ!」 ゼロライン川 =-=) まぁおしぼりの方で ゼロライン川  =-=) どうしようかな ラミリア・スカーレットフィオ「アリーお姉さま! もっと冷たいおしぼりいりますか!? それとも肩たたきますか!? フィオ、いつでも準備万端です!」 フィオ「雪夜さんもいりますか?」 ゼロライン川 =-=) まぁそれなりに ラミリア・スカーレットリラ「雪夜もサウナ気持ちいいでしょ~」 ラミリア・スカーレットリラがアリーの隣の椅子にドカッと座り、にこにこと顔を近づける。 リラ「アリーちゃん、どう? ロウリュの後って最高でしょ! 顔、ちょっと赤いよ? かわいい~!」 アリー「……リラ、からかわないでください。 ただ……確かに、悪くない時間でした。皆と一緒だと、なおさらですね」 アリーの声はいつもの丁寧さながら、少しだけ柔らかく、照れ隠しのように視線を逸らしている。アホ毛が小さくハート型に戻りかけていた。 ゼロライン川 =-=) あいよ ラミリア・スカーレットアピスはおっとりと皆を見回しながら、持参したポットからハーブティーを注ぎ始めた。 アピス「はい、皆さん。冷やしたハーブティーですわ。ラベンダーとレモングラスをブレンドしましたの。体を内側から整えてくれますよ。雪夜さんもどうぞ」 ラミリア・スカーレットクレア「……ふふ。管理官、お疲れ様。……おにぎり、食べる?」 クレアがそっと昆布のおにぎりを差し出す。 アリー「いただきます、クレアさん。……本当に、皆さんには敵いませんね」 アリーは諦めたように笑い、おにぎりを口に運んだ。 ゼロライン川 =-=) (ゆったり落ち着く) ラミリア・スカーレットアリー「……リラさん、サウナの入りすぎで脳がバグを起こしたのですか? 唐突にそのような論理的根拠のない感傷を……」 言いながら、アリーはそっと顔を背けた。 だが、その横顔は夕暮れの光のせいだけではなく、ほんのりと赤く染まっている。そして、彼女の頭頂部のアホ毛は、彼女の本当の気持ちを隠しきれず、くるくると不器用で、愛おしい「ハート型(❤️)」を綺麗に描き出していた。 ラミリア・スカーレットリラ「……アリーさん」 隣のチェアから、リラが眠たげな目でこちらを見ていた。 リラ「いつも苦労させてごめんね。でも……アリーさんがいてくれるから、私たち、全力で戦えるんだよ」 不意のストレートな感謝に、アリーは一瞬目を丸くした。 ラミリア・スカーレットリリィ「体温92℃→37℃……急激な変化ですね。脳の冷却が追いつかない……。眼鏡が曇ってます」 リリィは眼鏡を外して拭きながら、珍しく脱力した様子でチェアに沈み込んでいる。